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★ 出会い
2010年春の授業。慶應義塾大学SFCで行われた新事業創造ワークショップという授業の中で、プロジェクト発足メンバーが出会いました。この授業は、地域活性化やまちづくりなどの分野でご活躍されている、飯盛義徳(いさがいよしのり)先生が担当されていたものです。
集まったメンバーは、石田愛奈(慶應義塾大学環境情報学部)、岩本乃蒼(慶應義塾大学環境情報学部)、この日の授業で講演を行っていた伊藤妃実子(慶應義塾大学政策・メディア研究科)の3名。伊藤妃実子は、日本製の革製品のデザインを行っており、「製品化の段階で余った革で何かできないか」という提案を講演の中で行いました。そして、この授業後の集まったのが、石田愛奈と岩本乃蒼の2名でした。 |
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★ 私たちに何ができるのだろう?
この日は、伝統産業の活性化を研究している矢島里佳さん(慶應義塾大学法学部)も飛び入りで企画ミーティングに参加してくれました。矢島里佳さんは、いつも着物を身に着けているまさに和美人です。
最初は、余った素材を使って簡単なキットを作り、高齢者福祉施設などにプレゼントできたら?というようなアイディアで話が進みました。ちょうど、メンバーの一人の岩本乃蒼は、お父さまが京都の老舗カバンメーカーの余り布をリサイクルして、新たな小物類を作るというお店をやっていたので、何かしらの共通点を感じたりしていました。
しかしこの日の話し合いでは、プロジェクトのネーミングも未定。前途多難な予感を抱えながら、帰路に向かいました。 |
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★ 和の魅力
もう一度、原点に立ち返って考えてみました。集まったメンバーの共通点は、「和」が好きということ。伝統産業や、日本のものづくりへの関心が深いということでした。石田愛奈と岩本乃蒼の2人は、自分で着付けもできるほど。
改めて、「和」の魅力を見直していくようなプロジェクトにできたら素敵なのでは?という議論になりました。一口に和といっても、色々あります。伝統産業、地域の特産品、ものづくり・・・。私たちの視点だからこそ見えてくる魅力があるのではないかと強く感じたのです。
最近は、「日本好き」な若い世代が増えているともいわれています。「肉より魚が好き」「伝統文化に興味あり」「畳の部屋に憧れる」など、周りの友達を見ても一目瞭然。私たちと同じように、「和の魅力」を発信していきたいと思う仲間を集い、地域や伝統産業と連携しながら、面白いムーブメントをおこしていけないか?と考えるようになりました。
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★ 先生への相談
地域や伝統産業の方々との連携を目指すからには、大きな責任が生まれます。そして、どうせ頑張るからには、関わった人たちみんなに喜ばれ、やって良かったと思える活動にしていきたいと考えました。
そこで地域活性化の専門家、飯盛義徳先生(慶應義塾大学准教授)に相談してみることに。すると、「面白いじゃない!絶対社会の役に立つことだよ」のひと言が!
飯盛先生からも、色々な地域の産業とのつながりの可能性を教えていただきました。これからが本当に楽しみです!
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★ 命名「やまとなでしこ」
続いて、プロジェクト名の決定です。英語をもじった造語など、色々なアイディアが飛び交いましたが、最終的に「やまとなでしこプロジェクト」に決まりました。日本中に埋もれた素敵なモノ、素敵な文化、素敵な地域を発掘し、その魅力を伝えていけたらと思います。
古来の日本女性らしく慎ましやかで、それでいて現代の女性らしくアクティブに!私たち大学生や、社会で活躍するキャリアウーマンの皆さんなど、女性たちのエネルギーを存分に活かしていきたいと思います。
そのためにはまず、連携できる地域、伝統産業、ものづくりを決定すること。そして、プロジェクトメンバーをたくさん集めることの2つに注力していく方針になりました。第一弾は「革小物×伝統産業の布」。メンバーは100名の女性限定です♪ |
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